『嫌われる勇気』を読むよりも世の中を変えられる。ちきりんさんの『ゆるく考えよう』を読んだ

2017年7月13日書評

どうも生意気です。

ちきりんさんの『ゆるく考えよう』を読んでエラく感動してしまったので、かなり熱量を持って記事を書きだしました。

ブログを始めてからというもの、先輩ブロガーの方の本を色々読み漁って来ましたが、やはりこの方は偉大だと痛感。

というかそもそもプロブロガーという括り自体が失礼か。

前にも同じく、ちきりんさんの本である『「自分メディア」はこう作る!大人気ブログの超戦略敵運営』を読んだ時も、色々と感銘を受けました。

こちらは今までのちきりんさんのブログの表と裏を見ていくような本でしたので、今回初めてちきりんさんの書き下ろし?の本を読ませて頂きました。

素晴らしい内容だったのでシェアしようかなと思い、今回記事執筆に至ったしだいです。

それではどうぞ。

人生を楽に考えられる

内容はと言うと、言ってしまえばよくある感じの自己啓発本です。

生きていく上で、物事をゆるく考えさえすれば、大概どんなこともくだらなく小さく見えますよ、とちきりんさんに言われたような気がした。

帯にはあの、堀江貴文さんの推薦文が寄せられており。

「オヤジの書いた説教本を読むより、この本を読むほうが100倍役に立ちます」

 引用:『ゆるく考えよう』帯より

この帯の目に見えぬ説得力がそうしたのか「確かに役に立ちます!」なんて思ってしまった僕単純。

とはいえ、腑に落ちるところ多々ありました。

ちきりんさんの本は、よくある自己啓発本みたいに、抽象的に物事を語るのではなく、とても具体的に物事を論理立て語るから、すごく説得力が増すのです。

第3章の”賢く自由に「お金」とつきあう”では、僕の持っていた節約に対する違和感を拭い去ってくれました。

節約が必要だとなった時に、日々の食費などの”変動費”を節約しようと考えますが、重要なのは”固定費の水準を下げること”なのだと言っていた。

言われてしまえば、至極真っ当なことなんですが、確かに多くの人が”変動費を削ろう”としています。

今日はコンビニで昼飯を買わないで弁当にしようとか、ガソリン代節約のために今日は自転車で駅まで行こうとか、そんな感じで”変動費を削る”ほうに力を入れていますよね。

それこそ、固定費で大きいのは携帯代などもそうです。

ですから最近ではSIMフリースマホが流行っていたりします。


これも立派な”固定費の水準を下げる”ことです。

固定費の水準を下げる=生活水準の低下ではありますが、何も無理な生活をしなくても、普通に生きていけますからね。

超貧乏生活を送る僕にはとても、身に染みた章でした。

仕事の水準も下げる

ちきりんさんの仕事論も結構面白かったです。

ちきりんさんの考え方自体が「努力しないと達成できない目標は持たない」というものですので、仕事においても、自分ができる範囲でやっていくようですね。

つまり自分が余裕で勝てる市場を選ぼうという話でした。

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たとえ話として、インド市場においてトップになった自動車メーカーのスズキの話が出ていました。

世界的に見てトップの自動車メーカーはTOYOTAです。ですから日米欧ではトップは狙えないということから、スズキはインドに目をつけ事業展開をし、見事インド市場を勝ち取ったという話です。

これはとてもわかりやすいです。

確かに自分が余裕で結果を残せるであろうところにフォーカスしていれば挫折も少ないですね。

ちきりんさんの本は、ブロガー目線の意識高い系というより、一般的なサラリーマンなど、上昇志向の無い普通で良いや、と言う人向けな気がしました。

だからと言って、上昇志向のある人が読んだら、何も得られないと言う訳ではありません。

かくいうちきりんさん自身、突き抜けてしまった人です。

きっとこの「ゆるく」な考えが、人生を好きに生きるためのコツなのかもしれません。

終盤がとても感化されました

ちきりんさんはいろんな国へ旅に行ったと記しており、その数なんと50カ国以上。

もちろん、ちきりんさんの好きなことで生きるという生活があって実現できているのかもしれませんが、何もストイックな旅をしているわけではなく、それこそ「ゆるく」行きたいから行くだけといった感じです。

そんなちきりんさんがインドを一人旅していた時、ひどい暑さに気分が悪くなり、道端で横たわり休んでいた時の、ちきりんさんの諦観した思考がとても僕の胸を打ちます。

「こんなにたくさんの人がいて、毎日毎日たくさんの人が死んでいるんだから、私の人生がここで終わっても、それはまたそれで仕方ないのかも」

 引用元:ゆるく考えよう 旅の効用より

これは僕も同じようなことを思う時があります。

ちょっと詩的ではあるんですか、空を見るとこの感覚に襲われます。

ずっと遠くまで続く空を見ていると、ふと僕という存在がとてつもなく小さく感じる時があります。

その感覚がなんとも心地良く、今死んでも仕方ないかな、と思う時があるんですが、それと同じような気がしました。

これこそ「ゆるく考えよう」の境地。

大きなものを見ると、途端に自分が小さく感じるのは人間誰しもあるのではないでしょうか。

この文を読んで、僕も旅がしたいと単純ながら思ってしまった。

終わりがここまで素晴らしいとなんとも言えない読後感に襲われます。

堀江さんの帯の文もこの章に集約されているような気がします。

あーあ、良い本だった!

アディオス。

2017年7月13日書評