オイル交換をしないと車はどうなるの?知っておきたい基礎知識!

2019年5月14日技術・メンテンナス, 自動車

自動車の血液とも呼ばれるエンジンオイル。「冷却」「密封」「潤滑」「洗浄」「防錆」の5つの作用があり、エンジンを動かす上で非常に大事な要素となっています。

このエンジンオイル。説明書などを見ると5,000kmまたは半年で交換してください。といった旨の表記を見かけることがあると思います。

ですが、実際に乗っていてオイル交換しなくても不具合なんて出ないぞ!と思う人が多いと思います。

というわけで、今回は整備士が直々に、オイル交換を怠ったらどんな不具合がでるのか?などを解説していこうと思います。

オイル交換しないと現れる不具合

さっそくオイル交換をしないとどんな不具合が出てくるのか?その可能性について解説していきます。

燃費の悪化

冒頭でお話したように、エンジンオイルには「潤滑作用」があります。

高速で回るエンジン内の動きを滑らかにするためにエンジンオイルが用いられているのですが、何度も何度もオイルが循環することにより、オイルは「洗浄作用」により、様々な不純物を取り込みます。

それにより、オイルは次第に劣化していき、「潤滑作用」が落ちてきてしまいます。

これにより負荷が掛かるようになったエンジンが、頑張ろうとして無駄な力がかかってしまいます。

これにより、燃費が悪化していきます。

実際にオイル交換前とオイル交換後で燃費計算をしてみてください。結構変わるので、普段燃費を気にする人はマメなオイル交換をおすすめします。

車の寿命低下

エンジンオイルには「洗浄作用」があり、エンジン内の不純物を取り除いてくれる効果があります。

もちろん、綺麗なオイルであるほど洗浄作用が高いので、マメに交換していることにより、それだけエンジン内の不純物を取り除いてくれます。

そうることで、エンジンの劣化が抑えられ、より長く車に乗れるようになります。

僕の学校の先生は3,000km毎でオイル交換をしていた人だったんですが、今では40万km近く乗っています笑

これを聞いてから僕もかなり短いスパンでオイル交換をするようになりました笑

エンジン焼付き

これはオイル交換を怠った最も最悪な末路です。

実際に僕も現場で見たことがありますが、5年ほどオイル交換をしていなかった車がエンジンブローで修理にきました 。

その車はマツダのデミオだったのですが、エンジンを開けてみると、オイルが真っ黒に固まっており、どれが部品か、オイルなのかわからない状態になっていました。

エンジンオイルの「冷却」「洗浄」「潤滑」などの作用が発揮できなかった行く末です。

この人は点検のときももったいないからという理由でエンジンオイルを変えなかったそうです。

お金がかかるから・・という理由で交換しない人はたまにいますが、車に限ってはちゃんとメンテナンスしてあげないともっと費用かかっちゃうんですよね・・・。

エンジンオイルの交換時期

ここでは知っておきたいエンジンオイルの交換時期についてを説明していきます。

交換時期は色々言われていますが、結局どのくらいのスパンで変えるのがいいのでしょうか?

基本は5000kmまたは半年ごとの交換

オイル交換時期目安3,000〜5,000kmまたは半年

基本的には3,000〜5000km走行したら交換。

あまり乗らない人でも半年毎に交換するのが”理想”です。

なぜ使用していないのに交換する必要がでてくるのでしょうか?

オイルは酸化することにより粘性(オイルとして性能)が下がってしまいます。

正直、今の最新のオイルであればもう少し長い目で見てもいいですが、早めの交換はしておくべきでしょう。

早ければ早いほどよい!

オイルというものは常にエンジン内の汚れ、不純物を取り除いています。

ある程度使用していると汚れも溜まってきて、オイル自体が汚れていき、洗浄性能が低下します。

そのため、理想としてはなるだけ新品な状態にオイルを保っておくのが、エンジンに取って最も良い状態なのです。

もちろん、燃費も落ちることも無くなります。

儲かるから早いわけではない!笑

よくディーラーに行くと「早めの交換を・・・」と言われるわけですが、大体の人が「営業トークだろ!」と聞く耳を持ちません。

かくいう整備士の方は、かなり頻繁にオイル交換をしています。

普段、通勤に使ってかなり使用頻度が高い整備士の車は、それこそ整備が行き届いていて、以外と自分の車のメンテで世話を焼くことはありません。

まあ、自分で車をいじれるってのもあるんですがね。

高いオイルを使うべきか?

気になるところでエンジンオイルには、色々な種類があって、ものによって値段が異なります。

めちゃくちゃ安いオイルからくっそ高いオイルまで様々で、じゃあ実際にオイル交換をする時はどのオイルがいいんだ?

と悩むかと思います。

というわけで、オイルは高いのがいいのか?それともやすいのがいいのかを説明していきます。

安いもので問題ない!

結論としては”安いオイルを使っても全然問題ありません!”

高いオイルを入れたからなるだけ長く乗ろうという人がいますが、それは実は逆効果で合ったりします。

もちろん、性能面からしたら高いオイルの方がいいです。汚れも落ちやすいし、潤滑性能も良し。

しかし、その性能の高さが仇となり、逆にすぐに汚れを取り除いてしまい、真っ黒になってしまいます。

逆に安いオイルを買って、それを短いスパンで変えていったほうが経済的にも良かったりします。

オイルを選ぶなら「部分合成油」

ちなみにオイルを選ぶなら「部分合成油」という種類のオイルを選ぶといいです!

エンジンオイルのベース使われているオイルには「鉱物油」「部分合成油」「化学合成油」という3つの種類があり、それぞれ性能や製造方法、ランク分けのような意味合いが合ったります。

一番いいのが「化学合成油」その次が「部分合成油」、一番良くないとされているのが「鉱物油」です。

鉱物油と価格が変わらないのに性能は抜群!

じゃあ単純に「化学合成油」を使えばいいのかと言われたらそのとおりです。

ですが、ほとんどの人が、そこまでの性能は求めないと思います。

そこでおすすめしたいのが「部分合成油」です。

「部分合成油」は「鉱物油」と「化学合成油」を足して作られてものですが、なんと「鉱物油」と値段がほとんど変わらずに、性能が良いのです。

ディーラーなどのオイルは実はほとんどが「鉱物油」だったりして、意外と「部分合成油」を使っているところは少なかったりします。

オイル交換はお早めに!

ということでオイル交換にまつわる基礎知識でした!

ここまででオイル交換の重要性はおわかりいただけたかと思います。

あなたの車がもし何年もオイルを変えていないということであれば、すぐに交換をするようにしましょう。

2019年5月14日技術・メンテンナス, 自動車