自動車整備業界のパワハラ問題について

2019年10月17日自動車, 自動車整備士

僕は以前某ディーラーに就職しましたが8ヶ月で退職してしまいました。

理由は”上司のパワハラ”

内容は”殴る””蹴る””恫喝”など、典型的なパワハラによるもので、精神を病んで会社に行く前、嘔吐により本気で会社に行くことができなくなった過去があります。

え?そんな会社この時代にあるの?と思う人も多いと思いますが、本当にあります。特に、自動車業界は多い傾向にあると思います。

働き方改革が進んでいるこの時代でも、自動車業界によるパワハラ問題は未だに解決していないんだと思ったので、今回のその事についてまとめていこうと思います。

パワハラ・僕の場合

僕が配属された事務所には、パワハラで有名な上司がいた。

以前、別の事務所でパワハラが問題になって飛ばされてきたヤツで、僕の先輩もそれはもうひどいシゴキを受けていた。

事務所のみんなも、そいつの行動は知っていたけど、教育の一環として「新人はシゴカれてなんぼ」てな感じで、特に問題視されるようなことはなかった。

周りの人たちは都合よく「お前の成長のために厳しくしているんだぞ!!」と口を揃えて言っていたが、僕からしたら、ただの八つ当たり、いいサンドバッグのようにしか思えなかった。

当のパワハラ上司は「俺は本当はもっと厳しいんだぞ!!これでも上に止められて、抑えている方なんだからな!」と確信犯の如く、僕をボコボコにしていた。

殴る蹴るはもちろん、仕事を回さないだとか、洗車しかやらせないとかも当たり前で、もはやイジメ同然だった。

それは月日が経つにつれて厳しくなり、年末の方なんかもう思い出すだけでも辛いくらいに恫喝と暴力があった。

そんなこともあり、年末年始の休み明け。僕は会社に向かう車の中、急な吐き気に襲われ、コンビニのトイレに駆け込んでから1時間、そこから動くことなく仕事をバックレた。

社会人としてどうなんだって色々言われたけど、僕から言わせたらその会社の人達が”人としてどうなのか?”と疑問を持った。

工具で殴られるは当たり前。責任者の立場を利用して僕に仕事をさせない癖に「何もしない」と罵り。

そこはまさに地獄でした。

わずか8ヶ月ですけど、毎日が以上に長く感じたし、これが一生続くのだろうか?と考えたら、今でも吐きそうになる。

そんなわけで、僕は会社をバックレ、なーなーにして辞めてやった。あんな会社に敬意もクソもない。

さて、そんなパワハラ上司、その後どうなったかと言うと、僕が辞めた次の年の新入社員に、同様にパワハラをしたそうで、さすがに問題視したのだろう会社側は、そいつを掃除のおっさんにしてやったそう。

ザマァである。いつか街会うことがあったら、めちゃくちゃに煽ってやろうと決めている。

まあ、そいつのおかげで今があると考えれば感謝もすべきなのだろうか。

自動車業界のパワハラの現実

今のは僕の例だったが、他の会社ではどうなのだろうか?

この間、同じ学校の後輩と話す機会があったのだが、奇しくもその子もパワハラにより会社を辞めていた。

僕とは別のディーラーだったのだけど、話を聞くにやはり理不尽の塊だった。

わからない仕事を聞きに行くと「こんなこともしらねぇのかよ!」と罵られ、最終的に殴られる。

そんなことが続いたため、仕事なんか上達せずにその子も半年で辞めてしまったようだ。

元々オラオラ系の彼ではあったが、さすがに理不尽過ぎてやってられなくなったそう。

なんで自動車業界には、こういったパワハラが絶えないのだろうか?

それは業界の歴史に深く関わっているんだなと考えた。

体育会系のノリが色濃く残る自動車整備業界

今の自動車整備業界を支えているのは、40〜50代のおっさんばかりだ。

僕と同じ20代の若者はみな軒並み業界を去ってしまって、中々下が育たなくなっている。

今も、自動車整備をやっていた人と会うのだが、20代で現役で整備士を続けている人に会うことの方が少ない。

20代の若者は整備士の仕事をすぐに辞めてしまうのだ。

それを40〜50代のおっさんたちは「ゆとりだ」と一蹴するけど、そのとおりで、そもそも時代と即していないのだ。

整備業界を離れる理由はパワハラだけではない。

最も多いのが”労働環境”である。

整備業界は所謂”3K”と呼ばれる業界で、非常に”キツイ”

残業は当たり前で、その上給料も低い。

基本給が少ないから残業で稼がないといけないという考えの整備士が多くて、結局残業が無くならないのである。

これほどまでに生産性の低い仕事は現代の働き方と合っているわけがない。

老害ばかりが残る会社の仕組み

若い人ほど、整備士の離職率が上がっている。

残った若者はそういった厳しい職場が”当たり前”という考えが身につき、パワハラ、残業は当たり前という認識が残る。

そんな考えの人間が残るわけだから、一向に業界がよくなるわけがない。

会社の弱点はこのように、一律の考えが染み付いた人間が残ることによる悪循環なのだ。

その会社や業界で「なんか違う」と思った人は「辞めていく」から、古い考えの人ばかりが残り「パワハラは正義」「厳しくしてナンボ」という人たち、風潮が残ってしまうのだ。

だから結論「パワハラは消えない」し「残業も無くならない」という流れができてしまっている。

整備業界のパワハラは無くならない

整備業界もそうですが、こういった業界は絶対にパワハラが無くなることはありません。

なので、今パワハラで悩んでいる人、パワハラが心配な人はすぐに辞めることをおすすめします。

仮に「自分はパワハラがあってもやっていける」という鉄のハートと体を持っている人がいたら、その人は結局同じ部類になってしまいます。

「上司がやっていたから」「自分はこうやって成長してきた」という勘違いのせいで、業界の足を引っ張っていることに気が付かない愚かな人です。

逆に、今すぐ辞めてやる!という人はすぐに辞めるべきです。

転職は割と簡単にできるし、知識次第ではフリーで整備士よりも稼ぐこともできます。

それでも、自分には整備士しかない!という人は今よりも条件も環境もいい整備工場への転職という手段もあります。

「整備士JOBS」という転職サイトでは、整備士の方専用の転職サイトとなっており、残業で忙しく時間がない人でも、代理で面接時間や、おすすめの就職先を探してくれます。

こんなふうに、少しでもより良い環境、条件の会社へ逃げる術も必要になってきます。

パワハラ上司には天誅

訴えるという手段もありますが、僕の場合は会社側から辞めてくれと言われました。

退職する際に、最後の給料より少し多い給与が振り込まれたので、おそらく口止め料かなんかなんだろうと思います。

人事の人に、訴えるのか?と念入りに聞かれたので、やっぱり訴えとけばよかったなと思います今。

そんなわけで、自動車整備業界の深刻な問題の1つパワハラについてでした。

2019年10月17日自動車, 自動車整備士