自動車整備士の悪いところを無理なく語ろうと思う

自動車, 自動車整備士

前回、自動車整備士のいいところを”無理やり”語ったわけだが、今回は自動車整備士の悪いところを”無理なく”語ろうと思う。

というのも、僕は元々整備士で職場の劣悪な環境にやられ、わずか8ヶ月で退職した過去を持つ。

薄給、3K、毎日残業など、今思い返すととんでもない異常な環境に身を置いていたと思う。

そんな経験から整備士という職業が大嫌いになってしまった。

それからというもの、僕は整備士ディスり屋としてネット上で活動している。

そんなディスり屋の本領発揮というわけで、今回は自動車整備士の悪いところを列挙していこうと思う。

薄給 手取り16万の悪夢

最近ネットを賑わした#手取り14万というトレンドだが、整備士も例に埋もれずコレに該当する職業だった。

最初の給料は総支給19万ほどで、諸々引かれて手取り14万というわけだったけど、最初の給料だしこんなもんだろ!と高をくくっていた。

それから半年ほど続けて、異常に気づく。

残業毎月50~60時間以上しても、手取りで16万なのだ・・・

あれだけ残業してもたったの16万・・・?

意味がわからなかった。

僕が学生にやっていたバイトは時給1,000円くらいでそこそこ忙しい飲食店だった 。

そこでの手取りで18万とかだ(僕は鬼のように働いていたので、学生にしてはめちゃくちゃ貰っていた方)

まあ、厚生年金とか税金諸々は引かれていないので、妥当なのだが。

それにしても、異常だと思った。総支給で額面は22万だけど、手取りは16万。

引かれる額が多いのは仕方ないが、普通であれば総支給22万が、手取りになるのではなかろうか。

地元の友だちに話を聞いても、普通に手取り20万くらい貰っている。

大学生卒と専門卒の違いを感じた。

これがマルクス経済学という考えなのだろうか。

残業は平均3h/日

整備士は残業がデフォである。

定時で帰れることなんて一回もなかった。

会社全体で”ノー残業デー”なる日が決められたのだが、それはもはや僕にとって幻想であり、国が違うんじゃないか?くらい、僕の営業所では”ノー残業デー”が訪れることはなかった。

19時定時なのだが、いつも21時〜24時くらいまで残業がデフォルトで、時計を見て後何時間で終わりだー!という感覚を一度も味わったことがなかった。

あれマジなんだったの?

おまけに上司のパワハラがひどかったので、僕にとっては地獄の時間が伸びるだけだった。

残業代しないとまともに稼げないので、みんな当然のように残業をする。

「残業して稼がないとなーー」

クソみたいな上司がクソみたいなセリフをよく吐いていたのを覚えている。

夏の日と冬の日の裏話

入社1年目の夏のこと。僕は熱気こもる工場内を走り回っていた。

パワハラ上司の言いつけを忠実に守り、新人の僕は、移動を駆け足で行っていた。。

そしてなぜか水も飲ませてくれない。

「あかん、熱中症になるーー」と思っていたら、気がついたら更衣室で僕は寝ていた。

どうやら本当に熱中症で倒れたようで、僕の枕元にはアイスノンが置いてあった。

普通救急車呼ぶだろう?呼ばないのがここの奴らだったのだ。

そして目覚めて工場に行くと、なぜかめちゃくちゃパワハラ上司に怒られた。

「テメー!なにぶっ倒れてんだよ!あーあ、お前がいなくなったおかげで仕事増えたわ!!」

そして次に工場が出てきて「お前、水分補給くらいしっかりしとけよ!」

どうやら、ここにまともなやつはいないらしい。

そしてそれからは身体優先で、命令無視で水を飲んだり、無駄に走るのを辞めた。パワハラ上司にはめちゃくちゃ怒られた。

そして冬。

手がかじかむ中、なぜか僕は洗車だけをやらされる事になった。

その頃、僕はいい加減パワハラが限界を迎えたこともあり、上司の言うことも聞くことも無くなり、無意識のうちに反抗するようになった。

足を引っ張る形で、派手に上司に迷惑をかけることで少しでも反抗心を見せたつもりだったけど、もちろんそんなの上司に対しては逆効果。

「お前使えないから洗車だけやってろ」

そういって僕は真冬の寒い中、洗車場の前にいて、流れてくる車をひたすら洗車していた。

もちろん、温水なんて無いから、どんどん手がかじかむし、ひび割れもひどい。

正直車に血がついていたかも。

そして、だんだんと上司のフラストレーションが溜まったのか。僕が少し洗車を遅く終わらせた時。

バシャァッ!!

バケツいっぱいの水をかけられた。

『これもう終わりだな』

僕は年末休みまで感情を無くしたように働き、そして翌年の休み明けに仕事バックレました。

せめてもの最後の抵抗と、本気で行けなかったゆえ。

今思い返しても、本当に地獄の日々だった。。。

整備士辞めてよかった。。。

薄給・残業が今の時代とそぐわない件

ちょっと話逸れてしまったが、僕の現役時代の体験を語らせていただきました

職場によっては最低な劣悪な環境が待っています。というのと、夏も冬も関係なく仕事なので、暑さ寒さとは日々戦いながら作業することになります。

このように、整備士の仕事ってまじで過酷で、みんなが思っているより素敵なカーライフ!なんて事はありません。

メカニックとして生きたい!と思っても、毎日おもしろい車があるわけではなく、日々流れてくるお客さんの車や、ディーラーだとほとんど同じ車。

そして時間に追われながら常に仕事をして、日中は法定点検などに時間を持っていかれ、預かりの車は残業時間に進める・・・というのがほとんどです。

そうやって毎日遅くまで仕事をしていると、自分で車をいじろうとか、そんな気持ちはなくなります。

結局仕事にプライベートも汚染されるので、イジる気力もなくなってくるわけです。

だからみんな「趣味で車イジるのがちょうどいい!」って言うんだと思います。

生活もかかってるかも知れないけど、正直それは視野が狭い。

整備士と生きたかったら別の生き方も模索してもいいかも知れません。

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