【自動車整備士になるには?】どうすればいいのか?元整備士による徹底解説!

自動車, 自動車整備士

僕が整備士になるまで

先に僕が整備士になるまでのことを語ろうと思う。

自分は専門学校に通って二級自動車整備士の資格を取得した。

二級自動車整備士資格を取るのに、2年間専門学校に通うことになる。

その間に勉強して、2年後に国家試験を受けるというもの。

専門学校のシステムについては後に詳しく説明するが、整備士資格を取るには実務経験が○年間必要、といった決まりがある。

しかし専門学校に通うことでこれらを免除して学科試験のみの試験となっているのだ。

一番最速で資格だけを取るなら、専門学校に行くのが一番はやい近道である。しかし、それが必ずしもメリットとはならないのがまた難しいところ。

ちなみに僕はさらに、上の資格である「一級自動車整備士」の資格を目指してプラス2年、通算で4年間専門学校に通っていた。

それでも結果は一級自動車整備士の試験に落ちて、持っている資格は「二級ガソリン自動車整備士」と「二級ジーゼル自動車整備士」の2つである。

専門学校に通ったからと言って、必ずしも資格を取得できるわけではない。

無論、二級自動車整備士ですら落ちた人間もいるので、専門学校は”必ず資格が取得できる場所”と勘違いしないようにしよう。

てなわけで、僕は合計4年間専門学校に通って整備士となりました。

就活もすんなり言って、大手ディーラーのメーカーに就職。その後8ヶ月で退社→1年ほど民間の整備工場で仕事した後に、整備士を辞めてIT系に道に進んで、現在フリーランスといった経歴です。

整備士におすすめの転職エージェント
・「整備士JOBS」 忙しい整備士でもエージェントが代わりに求人案内、面接の手配などを行ってくれます。

自動車整備士資格の必要性

国家資格として定められている自動車整備士の資格ですが、これら資格が存在する理由は「分解整備」ができるかどうかにあると思います。

分解整備とは?

分解整備とは道路運送車両法施行規則に基づく項目を整備・修理する際、一定の設備と資格を保有した状態で整備をすること言います。

簡単に言うと、分解整備として定められている項目を整備する際が資格と設備が無いとだめですよといった話。

設備は一般的な自動車整備工場が備えている設備一式。そして二級自動車整備士以上の資格を持っている人しか整備ができないという点。

これらは法律で定められているので、自動車整備士の資格が必要になってくるわけです。

なので、整備士資格は基本的に二級を取ることを指します。

自動車整備士資格の種類

ここからは整備士資格について説明していきたいと思います

整備士資格と一口に言っても無駄に種類が多い(笑)

しかし、資格ごとでそこまで違いがなく基本的に「ガソリン」「ジーゼル」「二輪」「シャシ」などと大別されて、それぞれ3〜1級まで存在している感じです。

それぞれ名前の通りできる仕事が決まってくるので、自分が将来やりたい仕事に応じて資格を取得していくイメージです。

しかし、基本的に「ガソリン」と「ジーゼル」さえ取っておけば問題無い!

「ガソリン」「ジーゼル」に「シャシ」や「二輪」などが包括されていることがほとんどなので。

一級自動車整備士

自動車整備士資格の中で最も上の資格がコレ。

●「一級小型自動車整備士」
●「一級大型自動車整備士」
●「一級二輪自動車整備士」

以上の3つの資格が存在しているのだが、実際に試験が行われ資格取得ができるのは「一級小型自動車整備士」の資格のみとなっている。

単純に仕事の幅は広がらず、現状一級自動車整備士の資格は会社に入った時の給与特別手当が付くくらい魅力が無い。

専門的なことを説明しておくと「自動車検査員」の資格取得までの期間が短くなる(1年→半年)くらいなので、はっきり言って、取るメリットはそこまで無い。

一級小型自動車整備士

「一級小型自動車整備士」は全ての整備士資格の頂点にして、名前だけの頂点です。

建前としては「二級、三級よりも更に難しい故障診断、電気系部品を取り扱う」みたいな立ち位置ですが、現状として会社に入った時に手当がもらえるくらいのメリットしかありません。

しかも、その手当もわずか”5,000円〜10,000円”くらいだったりと、無理して勉強時間割いてとっても微妙なところ。

年収にして12万増えるわけだが、そこまでメリットはないです。

関連記事

1級自動車整備士資格は難しい?受験者が語る試験の難易度

二級自動車整備士

整備士をやっていく上で、基本的な資格となるのがこの「二級自動車整備士」です。

一般的に整備士になるというのはこの「二級自動車整備士」の資格を取ることを言います。

仕事やる上でも、この二級が無いと、まともな仕事ができないということで、整備士をやっていく上で必須な資格。

二級の特徴としては、分解整備ができるようになることと、整備主任者になれるという点です。

専門や、無資格で会社に入ったら、まずはこれを取ることを目標とします。整備士のデフォルトです。

そんな二級自動車整備士にも、いくつか種類があり全部で4種類の資格が存在します。

二級ガソリン自動車整備士

二級ガソリン自動車整備士は、ガソリン車を 分解整備をする時に必要な資格になります。

二級ジーゼル自動車整備士

二級ジーゼル自動車整備士は、ジーゼル車を 分解整備をする時に必要な資格になります。

二級シャシ自動車整備士

二級シャシ自動車整備士は、エンジン、車体を除いた部分(シャシ部分)の分解整備をする時に必要な資格になります。

二級二輪自動車整備士

二級二輪自動車整備士は、オートバイ、原付き等の分解整備をする時に必要な資格になります。

二級自動車整備士にはこれだけ種類がありますが、正直「ガソリン」「ジーゼル」を取得していれば、ほとんどの仕事ができるようになります。

「シャシ」も「二輪」も「ガソリン・ジーゼル」に内包される感じです。

三級自動車整備士

三級自動車整備士は二級自動車整備士の資格取得に必要な条件になります。

一応段階を踏んで取得することになっており、基本はこの三級を取得してから、二級へステップアップすると言った形になります。

三級と二級の違いは、”分解整備ができない”ことです。

三級にもそれぞれ「ガソリン」「ジーゼル」「シャシ」「二輪」が存在します。

特殊整備士

基本的な自動車を整備する資格を三〜一級と言った感じで分けています

しかし、整備士の中には「車体」「電気装置」「タイヤ」の3つを専門的に整備することのできる資格存在します。

自動車電気装置整備士

電気装置に関する専門的な整備ができる資格です。

自動車車体整備士

板金・塗装などをする際に必要な資格です。

これが特殊整備士の中で一番メジャーです。板金屋さんはこの資格を取得する必要があります。

自動車タイヤ整備士

タイヤの専門整備ができます。しかし2019年現在試験は行われていないので、必要ないことに気がついたのでしょう。

自動車整備士資格は「ガソリン・ジーゼル」さえ取っておけばいい!

資格の種類を説明しましたが、いやー、たくさんありますね。

中には「正直いらないだろ」という資格もいくつかありましたが、正直そのとおりです。

整備士を目指す上で、必要な資格は「二級ガソリン自動車整備士」「二級ジーゼル自動車整備士」の2つだけです!

板金塗装をやりたいのであれば「自動車車体整備士」の資格を取りましょう。

と言った感じで、まともに機能しているのは実質3つだけなのです。

自動車整備士になるための方法

自動車整備士の資格を取るには、大まかに分けて二通りあります。

「専門学校に行くか」「働きながら取得する」の2つです。

僕は「専門学校」にいって取得しました。それぞれのメリット・デメリットを語っていきましょう。

専門学校に入る

専門学校では主に「二級自動車整備士」と「一級自動車整備士」の資格取得のために通います。

専門学校に入れば必ず資格が取得できるというわけではなく、あくまで勉強と実技試験の免除が得られるようになります。

「二級自動車整備士」の資格を取る場合は2年間学校に通い、学科の勉強(三級〜二級の範囲)と実習実技を授業として行なっていきます。

その間、学科、実技と定期的に試験を行なって、赤点であれば再試という流れがほとんどです。

普通の学校と何ら変わりなく整備の勉強をしていくことになります。

さらに「一休自動車整備士」のコースに進むとプラス2年勉強していくことになります。

一級課程では、主に電装系の回路図を読めるように勉強をしていきます。

最新の車に対応できるように電子系制御の知識を身につけていく感じになります。

より難易度の高い故障探究の習得が求められるわけです。

実務経験を積む

学校に通わない場合は、実際に働きながら、受験資格を満たしていく感じになります。

まず「無資格」の人が三級整備士を取るには実務経験が1年必要になってきます。

その後、三級取得後、二級を取得するのに更に取得後3年がかかってきます。一級も二級取得後に3年の実務経験が必須です。

これだけ見てもらえればわかりますが、二級取得までに最短で4年はかかる計算です。

専門学校であればこの半分の年数で取得は可能になるわけです。

プラス学科の勉強も必要なので休みの日に日製連が実施している講習に参加に自主勉強をするなど、労力的には大変です。

ディーラーによっては、研修として勉強を教えてくれるような体制も存在します。

時間も労力もかかるということで、やはり専門学校に通う人が多いです。

専門学校に入るのがいいの?

自動車整備士を取る上での資格取得法として、僕としては専門に入るより、実際に働きながら技術を早く習得したほうがいいと思います。

理由としては、僕が専門学校から実際に就職した時になにもできなかったからです。

学校である程度の整備、自分で経験を積んだつもりでも現場では一切役に立たなかったので、資格よりも技術を優先して習得した方が整備士としての実力になるでしょう。

その過程で最低でも2級整備資格だけは取得していこうって感じです。

はっきり言って二級試験は過去問をひたすら解けば合格できるので、学校行くよりもゆっくりと四年もあるんですから、勉強して取ったほうがいい気がします。

自動車整備士になる前に現実も知っておこう

実際に自動車整備士として働き出したら、どんな給与体系、業務体型なのか?

整備士になろうと考えていても、やはり現場についてはナニも知らないことがほとんどです。

ここからは僕なりの整備業界の実態をまとめて解説していこうと思います。

薄給

散々言われていることですが、整備士はまじで給料が低いです。

ガッツリ残業してやっと手取りで20万もらえるかもらえないかくらいの給料です。

おまけに、整備をやっていく上で、工具も買わないといけないし、中には自分の乗っている車にかける費用も必要になってきます。

一人暮らししているとしたら、正直趣味にかけるお金はほとんど出ないと思ってもいいでしょう。

お金をかける優先度的に仕事で使う工具優先になるはずです。

おまけに基本給が低いためか、「残業して稼ぐ」という悪魔のようなことを言う人も増えてきます。

残業多い

というわけで必然的に残業が多くなってしまいます。

これはほぼ”故意”にやっているパターンもあるし、営業所によっては単純に忙しいってところもあります。

整備士=毎日残業が当たり前って感じで、僕が現役だったころは毎日2〜3時間は残業、月で50時間は言っていました(労基違反です)

自動車整備士になるには”まとめ”

というわけで自動車整備士になるまでの方法についてまとめました。

整備士を目指している方が年々減っている一方、各会社は人員の確保に躍起になっています。

就職氷河期なんて言われていますが、実は整備業界はどんどん就職し放題なんです。

それこそ、無資格でもいいから整備士になりたい人どんどん募集!てところが多いので、高卒の子とかはすぐに見つかる働き口になっています。

整備士におすすめの転職エージェント
・「整備士JOBS」 忙しい整備士でもエージェントが代わりに求人案内、面接の手配などを行ってくれます。

自動車, 自動車整備士